土地を売却するときに重要な書類とは

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土地を売却するときには書類を整えておくことが必要になります。必ず用意しなければならない書類だけでなく、あった方が売れる可能性が高くなったり、売却後に起こり得るトラブルを未然に防ぐことができたりするものあるので一通り確認しておきましょう。

もし必要な書類が整えられなかったときの対策についても知っていると役に立ちます。

土地だけあっても売れるわけではない

本や古着、ゲームソフトや骨董品などを売るときには現物だけあれば問題はないでしょう。実際には身分証明書の提示を求められることになりますが、書類をいくつも整えなければならないということはありません。業者に買い取ってもらうときにも買取申込書や契約書にサインをするだけで済みます。

個人間で売買をするときには身分証明書すら提示しなくても売れてしまうこともあるでしょう。しかし、土地については厳密な書類手続きをしなければ売ることはできません。土地や建物のような不動産は国家的に管理されていて、登記簿によってどの土地や建物を誰が所有しているのかを明確にしています。

土地を売るという行為は土地の所有者を変更するために譲渡を行うことになり、法的手続きを伴うのが特徴です。それに伴って登記を行うだけでなく、売り手は譲渡所得に対してかかる税金を納め、買い手は不動産を手に入れたことによってかかる不動産取得税を納めるといった手続きも発生します。

この法的手続きを正しく行えるようにすると同時に、大きな取引になるからこそトラブルが発生しないように慎重に取引が進められます。結果として土地の売却をするときにはかなりの数の書類を用意しなければならないのです。

土地売却の必要書類とは

土地を売却する時に必ず準備しなければならない書類は実はそれほど多くはありません。まず、本人確認書類は必須になります。有効な運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証やパスポートなどがあれば大丈夫です。そして、土地の所有者の印鑑証明書も用意しなければなりません。

複数の人で共有している場合には全員の印鑑証明書を用意することになります。土地を売却するときに作成する売買契約書に捺印するための実印も必要です。実印についても印鑑証明書と同様に、共有名義になっているときには全員分を用意しなければなりません。

それから、土地の権利が確かにあることを示すために登記済権利書または登記識別情報を準備する必要があります。そして、税額を確認するために固定資産税納税通知書と固定資産税評価証明書を用意することが必須です。固定資産税は日割りで買い手と売り手の間で按分するのが一般的になっています。

固定資産税評価額は土地の価値を判断する上でも重要な情報源となるので、不動産会社に仲介を依頼した時点で持参するように求められるのが通例です。また、もし住宅ローンや不動産投資ローンなどを使って土地を購入し、まだローンを完済できていないという場合にはローン残高証明書またはローン返済予定表などが必要になります。

残債がどの程度でいつ返済が終わるのかが明確になっている書類であれば大丈夫です。

土地を売却するときには原則として抵当権を抹消しなければならないので、残債は無くさなければなりません。その状況を確認するための書類として用意することになります。

揃えておいた方が良い書類とは

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これだけ揃えれば基本的には土地の売却をすることはできますが、この他にも揃えておいた方が良い書類はかなりあります。用意しておいて損をすることはないので、可能な限り集めた上で不動産会社に相談するようにしましょう。

土地の購入時に作成した売買契約書があれば準備しておくのが大切です。売買契約書には所有者の情報が書いてあるだけでなく、細かな情報が記載されているからです。それと一緒に渡される重要事項説明書があれば持参するに越したことはありません。

トラブルが起こらないように詳細な注意点などが記載されているのが重要事項説明書です。昔は田んぼだったから地盤沈下のリスクがある、実は曰く付き物件だったなどといった情報が書かれていることもあります。その情報を次の所有者に正しく伝えておかないと、後になってから発覚したらトラブルが起こり得るでしょう。

見て簡単にわかる以上の情報が入っているからこそ重要な書類です。そして、土地の売却をする上で肝心なのが土地測量図や境界確認書です。売却範囲がどこからどこまでになっているのかを明確にしている書類で、隣接する土地との境目がわかりにくいときには特に重宝されます。

取引をするときに土地の広さや形状などが明確になっていないと買い手も見つかりにくいでしょう。売れるようにするための重要書類でもあるのが土地測量図や境界確認書なのです。この他にも土地を購入したときに手に入れている書類がある場合には一通り揃えておきましょう。

売買契約書や土地測量図なども基本的には購入時に渡されています。まず、土地を購入したときに渡された書類を準備して全部不動産会社に持っていくと考えると簡単です。

不動産会社によって必要かどうかが異なる書類とは

仲介を依頼する不動産会社によってどんな書類を用意すべきかが異なる場合もあります。特に意見が分かれるのが土地測量図や境界確認書です。古い土地の場合には土地測量図も境界確認書もない場合が多く、見た目では土地の権利範囲が全くわからないこともあります。

しかし、そのまま売りに出しても買い手が見つからなかったり、買ってくれたは良いものの、隣接する土地の所有者とのトラブルが発生したりする場合もあります。トラブルを防ぐという観点で、売却する前に土地測量を行って欲しいと言われる、あるいは測量をして土地測量図を作成すると言われることも多いのです。

書類を整えられないときにはどうしたら良いか

土地の売却に必須の書類は基本的には役所で整えることができるので問題はありません。しかし、重要事項説明書などの書類が整わない場合もあるでしょう。基本的には必須の書類だけ整えた上で不動産会社に相談に行けば大丈夫です。

固定資産税納税通知書を捨ててしまったというような場合には、その旨を伝えてみましょう。固定資産税の納税通知書や領収書を再発行してもらうことはできませんが、納税をした証明書や明細書を発行してもらうことはできます。

地域によって手続きの仕方は異なるので不動産会社に聞いてしまうのが簡単です。